重光武雄・重光宏之のあゆみ history

重光武雄のあゆみ
  • 1922
    韓国蔚山で生まれる。
  • 1942
    日本に渡り、早稲田高等工学校で油脂や化学の専門知識を習得。
  • 1946
    戦後の混乱期において、「人々のために役立つものを」という思いを胸に23歳でロッテの前身である「ひかり特殊科学研究所」を設立。石けん、ポマード、化粧品などの製造・販売を手がける。
  • 1947
    戦後米国から日本にもたらされたチューインガムに着目。苦労の多い戦後混乱期に、「子供にも大人にも楽しんでもらいたい」とチューインガムの製造を開始。
  • 1948
    10名の仲間とともに株式会社ロッテを設立。「だれからも愛される会社にしたい」という思いから、ドイツの文豪ゲーテの名作「若きウェルテルの悩み」のヒロイン「シャルロッテ」の愛称「ロッテ」から社名を付ける。
  • 創業後
    全国で300以上の業者が乱立する中で、徹底した品質へのこだわりと卓越したマーケティング戦略で市場を開拓。問屋制度が整備されていない中で、創業者自ら率先して自転車で小売店回りを行い、信頼と販路の獲得に成功する。
  • 1964
    周囲からの反対を押し切り、徹底した研究と商品開発を経て、チョコレートの製造・販売に参入。その後、キャンディ、アイス、ビスケットなどに相次いで参入。総合菓子メーカーに発展させる。
  • 1967
    韓国への投資を開始。以来、製菓、食品、清涼飲料、ホテルやデパートなど事業の多角化を進め、グローバル企業の礎を築く。
  • -
    日韓での事業が大きく成長したことから、隔月で両国を行き来し、事業を進める「シャトル経営」を実践。
  • 〜2011
    2011年まで、すべての新商品の味を自ら確かめてから世に送り出すほど、消費者視点、独創性、最上の品質に徹底的にこだわり、これまでに存在しなかった新しい商品を生み出すことに情熱を傾け続けた。
  • 2014
    2014年度には、グループ売上高6兆4千億円を超える企業グループにまで発展させる。
  • 2015
    ロッテ現経営陣により、代表権を解任される。
  • 2017
    ロッテグループの全ての役職を外される。
  • 2020
    1月19日、永眠。
重光宏之のあゆみ
  • 1954
    東京生まれ。
  • 1976
    青山学院大学理工学部卒業。1978年、同大学理工学研究科 経営工学専攻修士課程を修了。メーカーにおける生産・製造工程の効率化などを研究。
  • 1987
    総合商社での勤務を経て、ロッテグループにおける販売子会社であるロッテ商事に入社。
    以後、30年近くにわたり、日本のロッテグループにおける要職を歴任。創業者である重光武雄会長の最上の品質を究めるという理念に基づき、全国の製造現場とともに、品質向上・コスト削減に著しい成果を出す。
  • 2011
    商品開発においては、創業者である重光武雄が韓国に常駐するようになった2011年以降は、すべての新商品を自ら確かめて世に送り出すなど、創業者である重光武雄の精神を受け継ぐ。
    また、販売会社における代表として、営業の先頭に立って全国の得意先との関係を構築。菓子業界における厳しい環境においても業績向上を達成し、日本ロッテの発展を牽引。
  • 2014
    2014年12月、突如として辞任を求められ、翌2015年1月にはすべてのロッテグループの役職を解かれる。
  • 2015
    2015年10月、ロッテホールディングスの筆頭株主である光潤社の代表取締役社長に就任。同時に、重光武雄より1株を譲り受け、光潤社の過半数の株式を保有するに至る。