ロッテのお手盛り経営に歯止めを
2021年度も多額の役員報酬が支払われたことが明らかに
2022.04.15

ロッテグループの経営陣が昨年2021年にグループ会社などから受け取った報酬額について韓国で報道されています。とりわけ、重光昭夫については、韓国財閥や流通企業の中でも高額の報酬を受け取っていたことが明らかになっています。

ロッテ 重光昭夫、昨年8社で年俸182億ウォンを受け取る

https://n.news.naver.com/article/001/0013085762

 

【社説】流通財閥の恥ずかしい「タコ足年俸受領」

https://vop.co.kr/A00001610440.html

韓国ロッテグループでは、昨年2021年も引き続き業績の不振が続いている中で多額の役員報酬を受け取るということ自体が考えらえないことです。

 

韓国のグループ会社は12月決算の会社が多く、3月に定時株主総会が開かれることが多いです。そうした中、日本でも報道でよく目にするようになっている議決権行使助言機関が、韓国ロッテグループの中核的企業の一つであるロッテ持株の取締役候補として重光昭夫の再任に反対推奨をしているというニュースも出ていました。

「重光昭夫、ソン・ヨンドク、ロッテ持株社内取締役反対…賄賂・背任企業価値毀損」

http://www.ilyoweekly.co.kr/news/newsview.php?ncode=1065581271989271

この記事によると、主な内容としては、重光昭夫が有罪判決を受け執行猶予中であること、経済関連犯罪により重大な企業価値毀損の履歴があること、グループ会社で常勤の取締役を多く兼務していること、などが指摘されていて、コーポレート・ガバナンスの議論を持ち出すまでもなく、常識的に考えても至極もっともな内容です。

 

こうした経営陣のための無軌道なお手盛り経営に終止符を打ち、真にロッテやお客様、従業員等ステークホルダーのための経営を取り戻さないとならないと思います。