ロッテの創業者である重光武雄は、1948年、物資も乏しく苦労の多い時代に、当時珍しかったチューインガムを大人にも子供にも楽しんでもらいたいという思いで、チューインガムの製造販売を始めました。
会社設立にあたっては、「一人でも多くの人々に愛される会社にしたい」そんな思いを込めて、ドイツの文豪ゲーテの「若きウェルテルの悩み」に登場するヒロイン、シャルロッテの愛称「ロッテ」を社名につけました。
ロッテを創業したのち、来る日も来る日も、商品開発での工夫や研鑽を重ね、また、創業者自らが自転車で足しげく商店を回り、その積み重ねの結果、広く消費者の皆様やお取引先の方々に受け入れられ、多くの社員の方々が集まりました。そうしたお客様の支持、お取引先様と社員の協力によって、総合菓子メーカーとして発展し、さらには世界に展開するグローバル企業へと変貌を遂げることができました。
しかしながら、現在は、創業の精神が蔑ろにされ、創業者重光武雄は2015年7月、その意に反して代表権を解かれ、また、長年日本ロッテの経営に携わってきた重光宏之が偽りの理由でロッテグループから排除されました。こうしたロッテの経営権に関する混乱で、お客様やお取引先、従業員やそのご家族、さらには関係者の皆様にご心配をおかけする事態を招いています。
その後、一連の混乱を招いたロッテの現経営陣は、代表者が贈賄・横領背任罪など複数の罪状で有罪判決が確定したにもかかわらず、説明責任を果たすことなく今日に至っています。このような姿には、創業の精神「愛されるロッテに」という思いを見て取ることは困難です。
「ロッテの経営正常化を求める会」は、創業者が目指したロッテ、すなわち、皆様から「愛されるロッテ」を取り戻すため、その実現まで活動を継続いたします。ロッテグループ関係者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
ロッテの経営正常化を求める会
代表 重光 宏之
有志一同